時刻だけじゃない、ストップウォッチや日付も腕時計でスマートに!

腕時計の誕生と機械式から電子式へ

腕時計の誕生は19世紀の後半で、それ以前はポケットに入れて持ち運ぶ、小型の懐中時計が主流でした。腕時計が誕生した当初は女性用のブレスレット様の装身具で、ヨーロッパや日本の軍隊の中でも、懐中時計に代えて腕時計を使用していたという記録もあるようです。その使用方法は、懐中時計と同様に専ら時刻を知るためのものでした。

時刻を刻む動力源はゼンマイバネ(薇発条)で、指で腕時計の竜頭を巻くと内部のゼンマイが巻き上げられ、その反動で時刻を刻むというものです。その後、半円形のローターが組み込まれ、ローターの回転でゼンマイを巻き上げる機構へと変わりました。この時代までの腕時計の精度は低いものでしたが、第二次世界大戦時に考案された水晶発振の原理を用い、1969年に日本のセイコーが世界初のクオーツ腕時計を開発しました。

それ以降、急速に腕時計の精度も上がり、今や電子式で更に機能も多彩になっています。

時刻を知るだけじゃない!多彩な機能を持つ腕時計

今や世界中の誰もが携帯電話を持つ時代で、そこには必ず時計機能がついています。本来なら腕時計を持つ必要はないはずですが、携帯電話を持ち、しかも腕時計も持つという人も少なくありません。腕時計には装飾品としての魅力や、電子化が進んだとはいえ機械式の魅力も復権し、腕時計の人気は衰えていません。

そんな腕時計ですが、時計以外の機能も多彩です。日付や曜日を知るのに便利な永久カレンダーや、主にスポーツ選手が用いるストップウォッチやペースメーカー機能も搭載されています。メカニカルな機構と組み合わせ、デザインも楽しめるクロノグラフが大変人気です。その他にも、時刻を指定しお知らせするアラーム機能や正時などを知らせる報時機能と、ダイビングで利用する潜水ログデータの記録機能を持った腕時計もあります。

小さな腕時計に多彩な機能が込められていますが、精度高く時を刻むという基本は、いつまでも変わりなく続いています。